Wordpress

BackWPupのバージョンアップ後にサイトが表示されない問題

ワードプレスのデータを自動的にバックアップしてくれる便利なバックアッププラグイン『BackWPup』ですが、2018年5月にバージョンアップのアップデートがありました。

ところがこのアップデート、ワードプレス内のプラグインアップデートに従ってアップデートすると、一部のサイトではエラーメッセージのみ表示され、全く表示されなくなるというトラブルが起きました。

原因としては、最初に公開された3.5.0(バージョンアップ)にはバグがあり、解決策としてはバージョンを3.4.5に戻すことで解決、となります。

BackWPupのこのトラブルについては、迅速にバージョン3.5.1がリリースされたため、多くのユーザーにとって被害は最小限に済んだかと思います。

ただ、『ワードプレスで作ったブログを長い間放置していたユーザー』が、『久しぶりにログインしてプラグインのアップデートを一度に行った場合』、突然サイトが表示できなくなる、という問題が起こり、場合によってはパニックに陥ります、よね? 実際、私自身長らく更新をしていなかったブログで今回の問題が起こったため、この問題に対する解決策を掲載しました。

でも忘れてならないのは、私の場合はたまたま今回はBackWPupの不具合だったと原因が突き止められたのであって、あなたがどれだけの期間ブログを放置していたのか、そしてどんなプラグインやテーマを使用していたのかによって、解決策が異なるということだけはご承知ください。なぜなら、プラグインのアップデートにまつわる問題は他にも多くあり、上記の『期間』とインストールされている『プラグイン』によってはこのページでは解決できないからです。

このページでは、『BackWPup』の『2018年5月に行われた3.5.0へアップデート』に関する解決策のみ記載されています。



【解決方法①】BackWPupのバージョンを3.4.5に戻す

この解決方法は、以下のようなメッセージが出た場合に有効です。

syntax error, unexpected ‘[‘, expecting ‘)’ in /wp-content/plugins/backwpup/vendor/guzzlehttp/promises/src/functions.php on line ●●(数字)

これは、BackWPupに含まれるライブラリの「guzzlehttp」がうまく動作していないことが原因で、PHP5.3の環境ではうまく動作しないことが報告されています。

以下の方法でも解決できますが、①の工程後はBackWPupが無くなった状態ではありますが、サイトは正常に表示されるはずです。その段階で、PHPのバージョンを最新にした後、BackWPupを新規に追加すれば現状では問題は起こらないはずなので、②以降の工程は必要無くなります。

①FTPソフトで [wp-content/plugins/backwpup/] ディレクトリを削除する

設定ファイルはデータベースに、バックアップデータはuploads/backwpup-xxxxxx-backups/ に保存されているので、プラグインディレクトリ削除しても特に問題はないはずです。

②BackWPupのバージョンを戻す

BackWPupのバージョン3.4.5をhttps://downloads.wordpress.org/plugin/backwpup.3.4.5.zip からダウンロードします。

③[プラグイン]-[新規追加]を選択する

④「プラグインのアップロード」ボタンをクリックする

⑤ダウンロードしたプラグインをアップロードしてインストールする

⑥「プラグインを有効化」ボタンを押す

以上の操作で、BackWPupのバージョンが3.4.5となり、サイトも正常に表示されるはずです。

まとめ

今回は原因が特定の”メジャー”なプラグインということで解決策もすんなり探せましたが、長い間サイト・ブログを放置していた場合や、多くのプラグインを使用している場合では、下調べなしのプラグインの一括アップデートで大きな損失を被ることもあります。

注意点としては、そのプラグインのアップデート後のメリットとデメリットを考察したうえで、現状のサイトやブログの各バージョンとの相性やトラブルについても精査した後に、アップデートをするかどうかを決めるべきだと言えます。

『アップデートしなければ使い続ける事ができない』という場合を除いて、現状で『特に問題が無い』場合には、必ずしもプラグインをアップデートする必要はありません。

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