先日お客様より作成するホームページに関するデータをメール添付でいただきましたが、ファイル形式は『.pages』というもの。お客様がMacを使用していることは知っていましたし、私も以前はMacユーザーでしたので(現在はWindowsユーザーですが)Macのデータであることはすぐわかりました。が、ダブルクリックするだけではWindowsでは開くことができません。
『これ、Windowsで開く方法はあるのかな?』
この記事では、Windowsで拡張子が『.pages』のファイルを見るにはどうしたらよいのかをわかりやすく解説します。
そもそも拡張子が『.pages』のファイルとは何か?
まず、Pages(ページズ)とは、アップルのワードプロセッサ、ページレイアウトアプリケーションで、Pagesで作成されたデータの拡張子が『.pages』となります。つまり、『.pages』のファイルとはアップルのページズで作成されたファイル、ということになります。
ちなみに、WindowsでいうOfficeの『Word』で作成されたデータの拡張子は『.docx』などとなりますが、これと同じことですね。
拡張子『.pages』のファイルをウィンドウズで開くにはどうしたらよいのか?
本題ですが、『.pages』のデータをWindowsで開く(見る)にはどうしたらよいのでしょうか?方法は主に3つあります。
- iCloudを使用する
- iCloudの機能を利用してデータ形式を変換する
- jpeg化して“画像ファイル”として“見る”
方法①iCloudを使用する
パソコンはWindowsでもスマホはiPhoneを持っている、という方は多いのではないのでしょうか?iPhoneユーザーは、必然的にiCloudユーザーのはず!ということで、下記の方法でWindows PCでもpagesのデータを開くだけでなく、編集することもできます。
- iCloudにログインする
- iCloud内のアプリ『Pages』を起動し、開きたいデータをドラッグ&ドロップする
方法②データ形式を変換する
WindowsユーザーでもiCloudをPCで日常的に使用している環境であれば↑の方法で問題ないですが、WindowsユーザーでiCloudを日常的に使用していないのなら、iCloudを使うというのは少し煩わしくも思います(面倒くさい、です)。そういった場合、いつでもWindowsで開けるようにほんのひと手間をかけ、データをPDFやWord形式に変えて保存しておきましょう。保存形式の変換は下記のように行います。
- iCloudの画面の上にあるスパナのアイコンをクリック
- メニューより『コピーをダウンロード』を選択
- 用途に合わせてダウンロードの形式を選択
任意の場所に保存して、終了です。これでWindows Officeでも編集できるようになります。
iCloudアカウントを新規に取得するには?
私のようにPCはWindows、スマホはandroidといった場合はiCloudアカウントを持っていないことが多いと思います。その場合、新規にiCroudアカウントを取得する必要があります。メールアドレス、パスワード、生年月日等の個人情報と3つの秘密の質問を入力すればアカウントを取得できます。その後は、↑の方法で閲覧・編集もできます。
普段使いではなく、今回の例のような例外的な使用でiCroudアカウントを取得することは個人的にはありだと思います。ですが、個人情報の漏えい問題が騒がれる昨今、新しいサービス、しかも日常的な使用とは言えないことに個人情報を使用するのはどうも…と思われる方も多いと思います。そのような場合は、↓の方法その3を検討してみてください。
方法③画像形式で『見る』
この方法は.pagesファイルを画像形式に変換してしまうことから、『見る』ことはできてもテキストのコピー等の操作はできません。ですが、中身の確認だけならiCloudのアカウントが無くても出来る最も手軽な方法です。
- 見たいデータの拡張子を『.zip』に変換する
- ダブルクリックして解凍する
- フォトビュワーなどで画像を確認する
以上、拡張子が『.pages』のファイルをWindowsで見る方法についてでした。